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頑張らない介護へ。。
同居していた義母が硬膜外血腫で入院したのは
もう何年も前のことになります。

畑に行くと出て行ってからしばらくして
近所の人が「おばあちゃんが倒れた」と呼びにきたことを
昨日のことのように覚えています。

三か月ほどの入院生活で義母の痴呆も進み、
全く立てない、支えがないと座れない状態になってしまいました。

病院の先生や看護師さんたちからは
『家で介護するのは大変だから、、』
と、転院を勧められたのですが
どうしても家に帰してあげたくて、在宅介護を選びました。



やっぱり私も、最初はとても不安でした。

 在宅で、、とは決めたものの、いったいどうしたらいいんだろう?
 手続きとかはどこで何をしたらいいの?
 在宅で介護するのに必要なものって、、??
 費用はどうしよう、、、

わからないことをわからないままグルグルと思い悩んでいても
不安は募っていくばかり(^^;

たまたま友達が介護士をしていたことや
病院で同室だった、我が家のおばあちゃん以上に大変そうな方のお嫁さんが
とっても前向きな自宅介護をされていて
『病院よりも家にいてもらった方が安心だし楽なのよ♪』
と笑顔でおっしゃっていたのもあって
私の心構えもどんどん前向きになっていきました(^-^)



☆おばあちゃんが帰ってきてから心掛けたこと。

 1.誰になんと言われようと、『介護は大変』と思わないでいよう。

   大変かどうかなんて、やってみなくちゃわからない。
   (『認知』の仕方でこんなにも人間は気持ちが楽になるんだなぁと、身をもって知りました)



 2.自分で何もかもやろうとしない。
   家族みんなで介護しているんだという気持ちを持ってもらう。

   退院する前からそのことについて家族としっかり話し合いました。
    (介護の担当チーフ(笑)は私だけど、皆もその時にできることをやってもらう)


 
 3.自分や家族だけで何もかもやろうとしない。

   仕事を辞めておばあちゃんの介護に専念しようか、、と迷いましたが
   デイサービスやヘルパーさんを利用させてもらって、私は仕事を今まで通り続けることに
   しました。
  
   おばあちゃんの口座から費用を引き出すことができなかったので
    (キャッシュカードがなかった)
   介護費用はすべて夫と私からの出費になりましたが、
   それでも今までとなるべく変わらない時間を過ごせたことは
   精神的にものすごく良かったと思っています。
    (お金を取るか、精神的な安定を取るか。介護は先の見えない長期戦です。
   精神的な安定を取った方が必ず勝ちます! (^.^)/~~~) 



 4.おばあちゃんにも我慢してもらうときは我慢してもらう。

   これが一番大切なのではないかと私は思っています。
   介護する側が『100%自分の責任で頑張ろう』と思ってしまうと、
   いつしか『被害者意識』が芽生えます。

   介護は自分のやったとおりの成果がなかなかでないものです。
   育児とは正反対の方向へ進んでいくものだ、、と思っておいたほうがいいかもしれません。
   いつしか、『こんなに私は頑張っているのに』という感情が生まれ、
   それが『どうして私ばかりこんなに辛い思いをしないといけないの』という感情に変わり、
   体の事情で立つことも座ることもできない人に『もっと頑張ってよ、自分のことでしょう!』
   と一瞬思ってしまったり、
   認知症の進んでいく人に、『どうして私の言ってることがわからないの!』
   と感情的になってしまったりしてしまいます。

   これらは全て、100%自分の責任で頑張ろうとしてしまった結果の
   『被害者意識』からきているものです。
   介護をしようと決意したとき『私にできることはやろう』と決めたのは自分のはずなのに、
   いつしかそれを忘れてしまいます。(でも、それは無理もないことですよね)

   自分が『被害者意識』に支配されない為にも、
   介護される側の人にも我慢してもらいましょう。
   デイサービスを嫌がる人にも我慢して行ってもらいましょう。
   オムツなんて嫌だ!と言う人にも我慢してもらいましょう。(オムツをとってしまう人用の
   パジャマもあるそうです。 ※頑張れば介護用トイレに座れそうな人には頑張ってもらい
   ましょう。それでも夜はなるべくパンツ式オムツにしてもらうといいと私は思います。) 
   ショートステイ(短い期間入所させてもらえる)にも我慢して行ってもらいましょう。
   心に罪悪感を感じてしまうかもしれませんが、それはそれとして大切にして、
   それでも我慢してもらいましょう。



 5.何でもいいから『よしっ♪』と思える何かを持つ。

   わかりにくいですよね(^^;
   えーっと、私の場合なんですけど
   『紙オムツをいかにまっすぐ正確にあてることができるか』ということにこだわって
   上手くいったときには『よしっ♪』とガッツポーズをしていました(^-^)
   なんでもない単純なことなんですけど、たったこれだけのことでオムツ替えが少し楽しく
   なりました。
   それと、『いかにお値打ちで横漏れの少ない夜用オムツを入手するか』にもこだわりました。
   いいものが見つかったときは『やったぜ、ベイベー♪♪』という気分になりました(^-^)
   そんなことを毎日聞かされる夫はどう思ったか知りませんが(笑)、介護でくたびれて
   いつも毒を吐いてるみたいな奥さんよりもずっと良かったんではないかな。。と思います。




介護する側の被害者意識からくるイライラは、必ず介護される側にも伝わります。
そうなると、認知症の人はとくに症状がひどくなったりしてしまいます。
悪い感情の悪循環で、皆が被害者意識を持ったまま
なんとも暗く重たい毎日になってしまいます。


要はバランスだと思うのです。
介護される人も含めて家族全員の『持ちつ持たれつ』だと思うのです。
そして我慢してもらったら『ありがとうね』という感謝の気持ちを持つこと。
それがとっても大切です。

嫌がる人に我慢してもらうなんて、私にはとてもできない、、、と思う人がいるかもしれません。
でも、その考え方(認知の仕方)をほんの少し変えてみると
噛合わなかった歯車がうまく回りだすこともあるのです。



やらずに苦しむより、やってみてから考えてみませんか?
それでどうしてもダメだったら、またそのときに考えればよいのです。

ケアマネージャーさんや介護士さん(百戦錬磨のプロです♪)に
どんどん相談に乗ってもらいましょう。
インターネットの掲示板で同じような状況の人と話してみましょう。
介護問題も扱っているカウンセラーに気持ちを聴いて貰うのもいいと思います。



『こうしなければいけない』
『こうであるべき』

という気持ちをほんの少しとっぱらってみませんか?
それだけで随分気持ちが楽になって、あなたの笑顔でいる時間が増えます。

あなたが笑顔で接することが、
良い介護の一番の得策だと私は思うのです(^-^)







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【2012/12/10 01:13 】
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